無料インターネットと他の空室対策との違い

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アパート・マンションのWi-Fi工事の費用対効果をチェック

ここでは、アパート・マンションの空室対策として注目される無料インターネットについて、メリット・デメリットや他の空室対策との違いをご紹介します。

電気通信工事を提供して28年以上（2022年現在）、無料インターネット導入のプロであり当サイトを監修している未来ネットさんに、ポイントを解説してもらっていますので、そちらもぜひ参考にしてみてください。

無料インターネットとは

無料インターネットとは、アパート・マンションの入居者様が無料でインターネット回線サービスを利用できるよう、物件オーナー様が一括でインターネットを敷設するサービスのことです。敷設にかかる費用や毎月の費用はオーナー様が負担します。

月5,000円程度のインターネット代が抑えられるとあって近年人気で、最初から設備されている新築物件には入居者様の注目が集まりやすいようです。

また、SUUMOなどの賃貸物件ポータルサイトにも「インターネット無料」という検索条件があることからも、入居者様が必要とする設備として定着しはじめているのかもしれませんね。

無料インターネットと空室対策の違い

ここでは、アパート・マンションの空室対策について、4つの方法のメリット・デメリットをご紹介します。

無料インターネット

自分でネット回線の契約手続きをしなくても、無料でインターネットが使い放題になるとして、入居者様に近年人気の設備です。
この記事をご覧のオーナー様も良く知るように、全国賃貸住宅新聞による2021年の人気設備ランキングでも、単身者・ファミリー層ともに1位は無料インターネットでした（※1） 。

入居者様にとってのメリットが多く、このような物件は人気が高いようですが、導入するためにはまず導入費用がかかります。目安としては、約3万円～約40万円（※2）。

また、その後もランニングコスト（月額利用料＋保守点検費用）が月々1万～2万円ほど一般的にかかります。

回線の種類や物件数、戸数によって金額は変動するため、導入前に情報をよく確認しましょう。

入居率UPに貢献する無料Wi-Fiの費用対効果を検証

（※1）引用元：全国賃貸住宅新聞　https://www.zenchin.com/news/content-30.php
（※2）参照元：アブレイズパートナーズhttps://ablaze-p.co.jp/blog02/4039

リフォーム

築年数が経過した賃貸住宅には、リフォームも有効です。

印象をガラリと変える大規模なリフォームなら、全く借り手のつかなかった物件も人気物件に生まれ変わる可能性があります。

また、部屋に間接照明を設置する、クロスや壁紙を張り替える、備え付けのエアコンを新しいものに変えるといったプチリフォームでも、
入居者様に与える印象を変えることができます。

費用目安は1部屋あたり50万円〜200万円（※）。

ランニングコストはかからないものの、一定の年数ごとに行う必要があります。

（※）引用元：リフォームガイド　https://www.reform-guide.jp/topics/mansion-reform-hiyou/

外壁修繕

賃貸物件は外観のイメージも重要です。外壁のひび割れや色あせなどが暗く古びた印象を与え、入居者様に敬遠されてしまうからです。

このため古い物件は、外壁補修を行うことも一つの手段。

ただし、本格的に行う場合はかなりのコストや時間がかかり、オーナー様にとって大きな負担となるのがデメリット。

費用目安は、2階建てアパートの外壁塗装で120～300万円（※）。

リフォーム同様、ランニングコストはかからないものの、一定の年数ごとに行わなくてはなりません。

建物の印象を変えるための部分的な塗り替えや、ひび割れだけを補修するだけなら、費用を抑えられる場合があります。

（※）引用元：リフォームナビ　https://rehome-navi.com/articles/636

入居者様の初期負担の軽減

敷金・礼金などの初期負担を減額する方法です。最近では空室対策のために初期費用をゼロにする物件も増えており、
敷金・礼金の物件（ゼロゼロ物件）のみにターゲットを絞って検索する人も多いようです。

オーナー様にとっても、工事などを行わずすぐに行える点や、ランニングコストがかからない点はメリットですが、効果はあくまで一時的。

また、敷金をゼロにした場合、退去時の原状回復が必要な時や家賃滞納時は、物件オーナー様に負担がかかる点も要注意です。

セキュリティ対策

空室対策の一つとして、物件のセキュリティ体制の拡充も有効です。とくに若い女性の一人暮らしも想定される物件の場合には、むしろセキュリティ対策は必須と言って良いでしょう。

具体的なセキュリティ対策の例としては、たとえば防犯カメラ、オートロック、センサーライト、モニター付きインターホン、ディンプルキーなどの設置のほか、警備会社のホームセキュリティ契約など。入居者の募集要項にセキュリティ設備を多く記載できればできるほど、入居希望者の増加につながる可能性が高いでしょう。

ただし、これらの設備を増設するためには、決して安くないコストがかかることがデメリット。たとえば一般的な防犯カメラを設置する場合、本体代や作業費などだけでも最低15万円はかかると考えておいたほうが良いでしょう。その他のセキュリティ設備についても、安く設置できるものはほとんどありません。

広告を打つ

不動産会社を通じて、物件の広告を打ってもらことも有効な空室対策です。

通常、不動産会社を通じて入居者が決まった場合、大家さんは不動産会社に対して不動産仲介手数料を支払います。不動産仲介手数料以外、基本的に費用はかかりません。

ところが実際には、不動産会社は非常に多くの物件を抱えていることから、特定の物件に特化した営業活動に専念することは困難。結果、他の類似の多くの物件に紛れてしまい、なかなか入居者が見つからないこともあります。

そこで一つの有効な方法が、自分の物件に特化した広告を打ってもらったり営業活動を依頼したりすること。それまでに比べて多くの方の目に触れることとなるため、入居率がグッとアップする可能性があります。

ただし、通常の不動産仲介活動とは別途で広告や営業活動を依頼した場合、不動産仲介手数料とは別途でAD（広告料）を請求されることが一般的です。ADの相場は家賃の1～2か月程度。家賃10万円であれば、最大20万円ほどのADを請求される可能性がある点に注意が必要です。

エアコンの設置

エアコン等の空調機器を未設置の場合、設置するだけで入居率がアップする可能性があります。特にワンルームマンションやワンルームアパートの場合、エアコンのない物件は敬遠される傾向が強いため、早急に設置したほうが良いでしょう。

ただし、エアコンを設置するためには相応の初期費用がかかります。ワンルームの場合、本体価格と工事費をあわせて10万円程度はかかると考えておいたほうが良いでしょう。

エアコンは、購入以外にもリース契約が可能です。なるべく初期費用を抑えたい大家さんは、リース契約を検討してみてはいかがでしょうか。

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